「ゲームで稼ぐ」は「悪」なのか

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「ゲームで稼ぐ」は「悪」なのか

「Play To Earn」という言葉を耳にするようになりました。ゲームをして、しかもお金まで稼げるなんて、本当にできたら良いですよね。

でも、そういうゲームの仕方に反対している人もいると聞きました。

ゲームをして稼げるのに、なんで反対する人がいるんでしょうか。

この記事では、そうした疑問について深掘りしていきます。

「ゲームで稼ぐ」という新しい生き方

2021年は「withコロナ」という生活様式も浸透し、屋内で過ごす時間も増えたため、ゲームをして過ごす時間が増えた方も多いのではないでしょうか。

そこで盛り上がったのが「Play To Earn(ゲームをしてお金を稼ぐ)」という生き方です。

GameFiといった観点からも注目されましたね。

ちなみに、GameFiについては以下記事で解説していますので良かったらご覧ください。

この記事では、そうした「Play To Earn」への反応について深掘りしていきます。

「ゲームで稼ぐ」への反応

ゲームで稼ぐ、といっても実は反応は分かれます。

ここでは、両方の面から見ていきます。

賛成派:ゲームで稼ぐなんて最高じゃないか

「ゲームで稼ぐ賛成派」は圧倒的にゲームが好きな人が多いでしょう。

これまで

「そんなゲームばかりしても意味はないじゃないか」

「社会に出てからなんの意味もないゲームなんてやる価値なし」

「ゲームばかりしていて社交性がない人」

といったネガティブな見方をされてきたかもしれません。

ですが、今後は自分の「好き」で生活費をまかなえるようになるかもしれません。

1日10時間仕事はつらいけど、10時間ゲームなら余裕でできる、という人も多いんじゃないでしょうか。

反対派:ゲームは「楽しむ」ためにやりたい

一方で、「稼ぐ」ゲームに反対する人たちもいます。

反対派の人たちは「ゲームは楽しみとしてやりたい」というわけです。

たとえば2022年1月現在では、ゲームで稼ぐ方法としては

・ゲーム内で得られるトークンを売る

・ゲーム内で得られるNFTを売る

の2パターンがメインです。

これまでのゲームは、たとえばRPGであれば、

・敵を倒して経験値を貯める

・強力なボスキャラを(たまに全滅しながらも)倒す

・伝説の武器をゲットするためにいろいろ試行錯誤する

といったこと自体を楽しんでいたわけです。

ところが、「Play To Earn」だと、そうしたゲームプレイがお金に換算されてしまいます。

伝説の武器をゲットするのは高額で売るため

経験値を稼ぐのは、高レベルキャラの方が高く売れるから

といった感じですね。

そうしてお金に換算されると、いかにして早く高価にして、いかにして量産するか、といった「計算」が優先されてしまう

それは「本来のゲームの楽しみとは違う」というわけです。

稼ぐためにゲームをする、という矛盾

たしかに、両方の言い分はわかりますよね。

賛成派の言う通り、「自分好きなゲームをプレイすることで生活できたらうれしい」

でも反対派のいう通り、「好きなゲームがお金を稼ぐ作業になるのはなんか違う」

そもそも、「稼ぐためにゲームをする」のであれば、それはもはや仕事と言えるでしょう。

「ゲーム」をしないとお金が入ってこなくなるので、生活のためにゲームをしなければいけなくなってしまう

そうすると、「好きなゲームをして稼げるならうれしい」だったはずが、いつの間にか「ゲームをしないと生活できない、面白くないし好きでもないゲームを稼げるからやらなきゃいけない」なんて事にもなりかねません。

「楽しみ」ながら「稼ぐ」にはどうすればいいか

それでは、どういう付き合い方をすれば良いのでしょうか。

私個人の考えを書いていきます。

好きなゲームをやる

結論としては「好きなゲームをやる」ということに尽きると思います。

理由は「好きでもないことは続けられないから」です。

やっていて楽しいゲームであれば、

・やりこみ具合は高まるだろうし、

・攻略などの付加価値の高い情報を他プレイヤーに共有できるようになるだろうし、

・その結果レアアイテムなどもゲットできるようになる

と思われます。

いってみれば、今までのゲームへの向き合い方と何ら換える必要はない、ということですね。

稼げる方法があるなら積極的に取り組む

その中で、仮にお金を稼げる機能が付いているなら積極的に活用するのがいいと思います。

理由は言わずもがな、ですよね。稼げた方が楽しいからです。

ここで重要なのは「お金を稼ぐためにゲームをする」ではない、ということです。

1,自分がやっていて楽しいゲームをやる

2,習熟度が上がる

3,(おまけで)結果として稼げる

これであれば、賛成派の「ゲームをして稼ぐ」も、反対派の「ゲームを純粋に楽しむ」も両立するはずです。

そんなおいしい話があるのか

良いとこ取り、理想論、といわれてしまうかもしれません。

実際、そんなことはできるのでしょうか。

実現のために私が気を付けていることも書いていきます。

それは以下の4点です。

1,自分の好きな点を明確にしておく

2,とりあえずやってみる

3,初期費用はできるだけ抑える

4,かけた初期費用は優先的に回収する

それぞれ解説しています。

自分の好きな点を明確にしておく

まずは、自分自身のことを知ることが大事です。

つまり「自分はゲームの何が好きなのか」ということをはっきりさせておく、ということです。

それがあやふやだと、長続きしません。

たとえば私の場合は、

・イラストが好みか

・単純作業だけにならないか

・オート機能が付いているか

といった点を結構大事にしています。

ゲーム自体が好きであれば続けるのはさほど苦じゃないはずです。

とりあえずやってみる

自分の好きな点に一致しているなら、まずはやってみるようにしています。

結局のところ、自分でやってみるのが一番ですからね。

そこで「あれ?思ってたのと違う」となれば、早めに撤退することもできます。

「まずは入念に下調べを…」としていると、楽しむ期間を先延ばしすることになってしまいます。

初期費用はできるだけ抑える

まずはやってみる、のハードルを下げるためにも、最初にかける費用はできるだけ低くします。

その方が気持ちも楽ですし、逆に最初から大量に資金を入れてしまうと、引くに引けなくなってしまいますからね。

最近のブロックチェーンゲームでは、最初に数万円の費用が必要だったりするので、少しでも抑えたい、という気持ちがあります。

かけた初期費用は優先的に回収する

最後に、少しやってみて楽しそうであれば「資金回収できそうか」ということを考えます。

NFTを売るもよし、ゲーム内通貨を集めるもよし、です。

あとは「経験」に目を向けるのもアリです。

たとえばそのゲームを始めることでお金にはならなくても、新しいことを学べた、というのも大きな要素でしょう。

ブロックチェーンゲームはまさにそうで、ウォレットの使い方や送金の方法、Discordなどの新しいコミュニティへの参加などさまざまです。

そうした経験が、次のゲームをやった時の初期コスト(時間とか)を下げてくれることにもつながるわけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、「Play To Earn」に対する賛否両論について目を向けてみました。

2022年の1月、スクエアエニックスの松田社長が年頭所感として「Play To Earn」やブロックチェーンゲーム、さらにはメタバースについて語っています。

https://www.hd.square-enix.com/jpn/news/2022/html/post_244.html

スクエアエニックスのように大会社も無視できないような動きになっているのがわかりますね。

最後に、「Play To Earn」のゲームは基本的には暗号資産を使うようになっています。

まだ私にはわからないよ、という方も、暗号資産用の口座を作っておくくらいはしておいても良いかもしれません。

いざ始めよう、と思ったときにすぐに始められるわけではないですからね。

口座の開設方法は以下の記事で解説していますので、良かったら参考にしてみてください。

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