【悲報】ブロックチェーンゲームがハッキングされました

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【悲報】ブロックチェーンゲームがハッキングされました

このブログでも紹介していたブロックチェーンゲーム「WonderHero」ですが、2022年4月7日に悪意ある何者かから攻撃を受けました。

結果として、WonderHeroで発行されている暗号資産WNDの価格が98%下落、です。

参照:CoinMarketCap(https://coinmarketcap.com/ja/currencies/wonderhero/)

上記は2022年4月9日時点で確認した、攻撃を受けた際のチャートです。

キレイに垂直ですよね。

この記事では、今回の騒動について解説していきます。

WonderHeroとは?

WonderHeroとは、ブロックチェーンゲームの一つで、2022年1月26日から日本でもリリースされています。

2021年からかなり多くのブロックチェーンゲームが世に出ていますが、けっこう作業ゲーになってしまっていて個人的にはおもしろみがないものが多かったです。

ただ、WonderHeroは

・イラストが好み

・ゲームもストーリーの他PvPなんかもあっておもしろそう

・ちょうどリリース初期から始められる

・Play To Earnの機能が搭載されている

ということもあって2022年1月28日からプレイし始めました。

内容については過去記事にもまとめてますので良かったら読んでみてください。

そんなWonderHeroで、2022年4月7日未明に事件が起きました。

ハッキングです。

何が起きたのか

結論からお伝えすると、「何者かに攻撃を受けて、ゲームの暗号資産が一気に暴落した」ということです。

詳しくは以下の公式アナウンスをどうぞ。

[IMPORTANT] — Community Update: WonderHero BNB Chain Bridging Withdrawal Compromised

簡単に内容を要約してみると、

・2022年4月7日未明にBNBチェーン上で攻撃を受けた

・80MWND(ゲーム内通貨)がミントされた

・ミントされたWNDはPancakeSwap経由で750BNBへとトレードされた

・その結果WNDが短時間で暴落した

というもの。

これだけ書くととても危なそう、不安だ、という感じもしますが、対応についても書かれています。

・ユーザーの持っているゲーム内通貨(HON、WND)やNFTは無事である

・WND-BNB LPに流動性を提供していた人には100%補償

・攻撃を受ける前と同量のWNDを、全てのWNDサポーターに公平に補償したい

当初は「ラグプルじゃないか?」とSNS上では騒がれたりもしていましたが、こうしてみると本当に攻撃を受けたんではないか、とも思えますよね。

被害を抑えることはできたのか?

果たして、今回の被害を抑えることはできたのでしょうか。

私は「100%完全に安全な状態でプレイすることは難しかった」と思っています。

理由は、今回の騒動は、一ユーザーが何かしでかしたわけではなく、そもそものゲームの大元が攻撃を受けてしまったためです。

たとえば、暗号資産やブロックチェーンゲームを遊んでいる際に起こるミスとして、「ゴックス」があります。

ゴックスとは、自分の操作ミスによって暗号資産(WonderHeroでいうところのWND)を紛失してしまうことです。

具体的には、対応していないチェーンに暗号資産を送ってしまう、送信先のアドレスを間違える、などがあります。

こうすると、本当に「資産が消える」んですね。

かくいう私も一度やってしまったことがあります。

こうしたミスは、自分の習慣や操作を間違えないように仕組みを作る、などすれば防ぐことはできます。

ですが、今回のようにゲーム本体の方が攻撃を受けてしまうのは、一ユーザーとしては防ぎようがありません。

あまり知られていないようなゲームをやらないようにする、などはあり得るかもしれませんが、Play To Earnで一躍有名になった「Axie Infinity」ですら先日歴史上最大のハッキング攻撃を受けています。

DeFi史上最大のハッキング、Axie InfinityのRoninネットワークから約765億円相当のイーサとUSCコイン流出 | TechCrunch Japan

今後はどうなりそうなのか

こうしてみると、ブロックチェーンゲーム領域の将来は暗いように思えるかもしれません

ですが、わたしは変わらずにクリプトとブロックチェーンゲームの将来に期待しています。

というのも、どんな産業も興り始めた頃はいろいろと問題を抱えていたはずだからです。

2017年ごろに「仮想通貨」ブームが来て、その後いったん下火になったものの、2020年ごろからNFTへの注目とあわせて一気にまた世界の注目を集めるようになっています。

今後は、

・チェーン間のやり取りをするブリッジの安全性を高めるような技術が開発される

・これまで懐疑的だった大手資本が参入し、2~3年で市場として拡大する

・「資産性」があるという認識が広まって税金などの法整備が進む

と考えられます。

暗号資産はまだまだ発展途上の業界ではあるので、今回のようなリスクももちろん潜んではいますが、

・大きな資産は一か所に集中させない

・資金を投下する際にはよくよく調べる

・どんなに「うまい」話であってもすぐには飛びつかない

といった感じでリスクを避けられるように行動していきたいですね。

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